こゆのときどき日記

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「自分の時間」を読んで

概要

タイトル:「自分の時間」

 著者:アーノルド・ベネット(作家)

 訳・解説:渡部昇一(英語学者)

 イギリスの小説家のアーノルド・ベネットが時間の使い方についての考え方を述べています。

 現代は20世紀初頭とはがらりと世の中が変わり、ベネットの本も「古典」という部類に入っている。IT化が進み、誰もがスマホスマートフォン)で瞬時に情報をやり取りしている世の中で、時間についての認識も当時とは大きく変わったと言えるだろう。

 しかしそのぶん、現代人は過去のロンドン人以上に「やらなければならない」と思っていることに追われ、ベネットが提示している「自分のための時間」をますますもてていないのが現実である。今こそ、本書で述べられている古くても新しい時間活用術は、大勢の人に活用されるべきであろう。

 (訳者序文 p5)

 

構成

訳者序文 いつの時代にでも活用できる知恵

まえがき 大切な「あなただけの時間」をどうやってつくりだすか?

第1章 この考え方が1日1日に奇跡をもたらす

第2章 もっと知的好奇心に満ちた生活を作ろう!

第3章 1日24時間の枠を最大限に生かすには?

第4章 自分の精神・肉体を養うための「内なる1日」

第5章 週3回の夜90分が、あなたの心を豊かにする

第6章 「情熱と活気に満ちた1週間」をつくる秘訣

第7章 思考を集中するひとときをもつ

第8章 「内省的な気分」を大切にする

第9章 「知的エネルギー」はどうやって生まれてくるのか

第10章 「原因と結果の法則」を頭に入れる

第11章 読書好きなあたなへ

     ―人生に大きな「利息」を生むアドバイス

第12章 財布にはまっさらな

     24時間がぎっしりと詰まっている

訳者解説

 読むきっかけ

 ふだんからなかなかうまくいかない時間との付き合い方。

 たびたび読み返して生活を見直しています。

感想

 1日24時間という誰もが共通な条件の中で、どうやって時間を有効に使って人生を有意義に過ごしていくかのヒントが述べられています。

 印象的なフレーズの後にどうしたらよいのかを述べているのでこまめにサクサク読み進めていけます。

 個人的には

時間があれば金は稼げるが、金があっても時間は買えない

はじめから「大きな変化」を求めてはいけない

「1週間」を6日として計画する

あらゆることの「原因と結果」を頭の中に入れておく

この世に退屈なものなどない

かけがえのない「向上の芽」を大切に育てる

のフレーズが印象に残っていますし、そのあとの文章に勇気づけられました。

  普段の生活を見直してみるのにいいですし、新生活が始まる際に取り入れてみると自分を変えるきっかけをつかめたりするかもしれませんね。
 

 ご一読ありがとうございます。