こゆの読書と美術の備忘録

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「私はいくら?」を読んで

概要

タイトル:「私はいくら?」

 著者:野口 真人(実業家)

 実業家の野口真人さんが会社での人の価値についてファイナンスの視点から述べています。

 価値観を測る基準として

 現在価値(PV)=将来の平均キャッシュフロー(CF)÷割引率(R)

 を使っています。

 現在価値を上げるためにどのようなことができるか、また上がらないのかが述べています。

  数字というのは、嘘をつきません。肩書や社内でのパワーバランスといったものはいわば相対評価でしかありませんが、ファイナンスの理論から導き出されたあなたの「価値」という数字は、絶対的なものです。

 ファイナンスという視点は、人を評価するうえでもっとも公正で、もっとも透明な基準なのです。

 そして、自分は今いくらなのか、つまり自分の価値を知る方法が分かれば、自分の価値を絶対的に高めるための具体的な道筋も見えてくるというわけです。

(はじめに p6)

構成

はじめに

第1章 会社はあなたにいくらの価値をつけるのか?

第2章 あなたが「稼げる人」になるために

   ~将来のキャッシュフローを最大化する

第3章 あなたの「信用力」をあげるために

   ~割引率を下げる

おわりに

 読むきっかけ

  人の価値についてファイナンス的にみるとどのような見方があるのか知りたく読んでみました。

感想

 現在価値(PV)=将来の平均キャッシュフロー(CF)÷割引率(R)

 にそって現在の自分の価値がどうやって評価されるのかが解説されていて、なんとなく感じていることが分かりやすく解説されています。

 ファイナンス的な価値を上げるために、また下げない様にどうすればいいのか解説も踏まえて考えてみると普段と違った思考ができるようになるのかなと思いました。

 また、印象に残った点としては逆境の時こそ「品格」をたもてという内容の項目がありました。

 心の中では怒りや焦りがうずまいていたとしても、それをそのまま外に出してはいけません。逆境のときこそ品格を保つことが大事だと肝に銘じておきましょう。

(第3章 あなたの「信用力」をあげるために p189)

 当たり前ですが、いざそんな状況になったらなかなか難しいことですね。

 こういう基本的なとこからまずは抑えていって価値を上げられるように出来たらいいなと思います。