こゆのときどき日記

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「ジャガイモの世界史」を読んで

概要

タイトル:ジャガイモの世界史

著者:伊藤章治

 痩せた土地でも育ち、世界四大作物の一つである「ジャガイモ」。

 人類の食糧問題を大いに助けてきたジャガイモの現代に至る歴史について語られています。

 私も旅に出たいと思う。十六世紀に南米のペルーから旧大陸に渡り、「貧者のパン」となったジャガイモ。はるばる地球の裏側の日本にまでやってきて。「お助け芋」としてしばしば飢饉の窮状を救ったジャガイモ。その足取りを追っての時間(歴史)と空間(地理)の旅に―。

(はじめに pⅤ)

構成

はじめに

第一章  オホーツク海のジャガイモ

第ニ章  ティティカカ湖のほとりで

第三章  ペルー発旧大陸行き

第四章  地獄を見た島

第五章  絶対王政とジャガイモ

第六章  産業革命と「貧者のパン」

第七章  現代史のなかのジャガイモ、暮らしのなかのジャガイモ

第八章  日本におけるジャガイモ

終章   「お助け芋」、ふたたび?

あとがき

ポイント

 ジャガイモの「貧者のパン」としての活躍が述べられています。

 新大陸からヨーロッパへ渡ったジャガイモは、元々土地がやせたアイルランドで普及して、食糧問題のあったプロイセン、フランス、ロシアなどで普及していきます。

 どの国でもやり方は違えど、食糧問題対策として普及していって人類の空腹の助けとなっていたことが分かります。

 感想

 ジャガイモづくしの一冊となっています。

 食糧難のときに現れて、人類の助けとなった一面もありますが、病気などでジャガイモまでなくなってしまった時の惨状も語られていて、食事に困らない生活ができることにも感謝を感じます。

 今夜は、感謝しながらジャガイモ食べたいと思います。

 ご一読ありがとうございます。

 

 

 

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