概要
タイトル:「仕事にしばられない生き方」
著者:ヤマザキマリ(漫画家)
漫画家のヤマザキマリさんが自分の人生経験を通して仕事やお金についての向き合い方について語られています。
働いて、稼いで、生きていく。
「仕事」という、この生きていくための当たり前の営みが、つらいだけであっていいはずがない。
どうにもならない時は、次に行く。明日はどこで生きていこう、そう言えるくらい、フットワークは、たぶん軽くていい。働くことは、本来、そこからまた新しい道が広がっていく可能性そのものでもあるはずです。
人間、いざとなれば、どこでだって生きていけるし、どうにかなるもんです。本当はそれくらい頑強な生き物なんですよ。
今回、私なりに試行錯誤した仕事遍歴を、あらためて振り返ってみました。
(はじめに p10)
構成
はじめに ーどんな場所でも生きていける私になりたくてー
序章 やりたいことで生きていくー母・量子の場合
第1章 働くこと、自立することージュゼッペとの日々
第2章 持てる力をすべて使ってーテルマエ前夜
第3章 風呂か、それとも戦争かー先人たちが教えてくれること
第4章 私の働き方改革ートラブルから学んだこと
第5章 仕事とお金にしばられない生き方
あとがき
読むきっかけ
漫画「テルマエ・ロマエ」を読んていたこともあり、目次を見てみたらその時の話もあるみたいでしたので手に取りました。
感想
現在も精力的に活動されていますが、ヤマザキマリさんのこれまでの人生禄を詰め込んだような一冊です。
日本、イタリア、アメリカなど色々な国で様々な仕事をされた経験談には圧倒されます。
日本でテレビ番組に出てたなど、活動量が凄まじいです。
ただ、ご自身のキャパ以上の仕事を体を壊してもやっていた時期もあり、その時の反省もあって現在はマネージャーをつけているとのことでした。
本を読んでいるとなぜ止められないのかという思いはありますが、一度状況にはまり込んでしまうと周りが見えなくなるのは程度の問題あれ私も気を付けないといけないと感じました。
マネージャーをつけるのは個人でなかなか出来ることはないですが、自分の欠点を知って出来ることをしていきたいですね。
私は漫画の「テルマエ・ロマエ」を読んでいたので、当時の裏話的なところも書いてあり漫画や映画を見た方には興味深い内容になっています。
現在連載中の漫画「プリニウス」を共著者のとり・みきさんと描くに至った経緯も知れるので背景も知りたい方はぜひおすすめです。
ご一読ありがとうございます。